業務用エアコン

業務用エアコンの基本情報

業務用エアコンの設置

【家庭用エアコンとの違い】

店舗に家庭用エアコンを取付けたら、畳数的には合っている筈なのにあまり冷えない、というのはよく耳にする話です。例えば、10坪の一般事務所なら2馬力(冷房能力5kw)程度の能力で足りるところですが、同じ坪数の飲食店で満席になった場合の負荷はかなりのものとなります。店舗での場合ですと、倍以上の能力の5馬力や6馬力が必要になります。業務用エアコンを選定する際は、用途、業種などにもよって必要な能力が異なりますので、単に坪数や床面積だけで選んでしまうと、冷えが悪かったり電気料金が異常にかさんでしまうなどといったことになってしまいます。

【掃除も大変】

業務用エアコンは天井の高いところに埋め込まれているため、素人が掃除するのは大変です。エアコン内に溜まった湿気やゴミからカビが発生することもあります。また、ホコリやゴミを取り除くことでエアコン本来の能力を発揮。消費電力を抑えてコスト削減にもつながります。

【kWと馬力】

家庭用エアコンでは、冷・暖房能力を表すのに「kW(キロワット)」という単位が使われています。6畳用が2.2kW、8畳用が2.5kW、などといった表記です。業務用エアコンでは能力を表すのには「kW」ではなく「馬力」が使われています。

【天井埋込型】

業務用エアコンに多い天井埋込型は、他のタイプ(壁掛け、床置き)のエアコンに比べてコスト面、レイアウト面などでのメリットが多く、現在では業務用エアコンの70%以上に採用されています。天井埋込型を設置するためには、天井と屋根の高さが30~35cm程度必要になります。天井埋込型が設置可能かチェックし、この高さを確保できるなら天井埋込型を採用することをお薦めします。この高さを確保できないようでしたら、他の形状タイプを採用することになります。